秋のさかな

秋イカ
 京都府では秋の訪れを感じさせるイカとして、秋イカ(アオリイカ)があります。生きている秋イカの身は透き通っていて大変美しく、ふわふわと泳ぐ姿は、大変優雅で趣のあるものです。秋イカの身は厚く、味には甘味があり、もっちりとした歯応えはこのイカならではものがあります。ファンも多く、イカの中でも最高だ!と言う人もいる程です。ここでは、秋が旬である秋イカ料理をご紹介致します。

一口メモ】
 イカはタウリンの宝庫と言われています。タウリンとは含硫アミノ酸の一種で、魚肉に多く含まれております。中でも突出として含有量の多いのがイカとタコです。
 タウリンには①血圧を正常化する。②血液中の総コレステロール値を下げる。③血液中の中性脂肪を減らす。④余分な塩分を排出する。⑤インシュリンの分泌を促し、血糖の上昇を抑えるなどの効用があることが知られています。


イカのトマト煮込み

《材料》

・秋イカ(アオリイカ)3杯 ・にんじん2/3本 ・玉ねぎ1と1/2 
・オリーブオイル大さじ3 ・トマトソース2カップ 
・塩 こしょう適量 ・パセリ少々

【作り方】
イカは皮をむいて幅1.5cmの輪切りにする。にんじん、玉ねぎは薄切りにする。
鍋にオリーブオイルを熱し、にんじん、玉ねぎがしんなりするまで炒めてふたをし約15分火を通す。
別の鍋でオリーブオイルを熱しイカをサッと炒め、②の鍋に入れる。トマトソースを加えサッと煮、塩、こしょうで味を整え、器に盛ってパセリをふる。



イカのメンチカツ

《材料》
4人分

・イカ2杯 ・玉ねぎ1/2個 ・塩 こしょう少々
・パン粉1/2カップ ・油適量

【作り方】
イカは腸などを取り除き、洗って水分をよく取り、たたいて細かくする。(ミキサーに入れると簡単)
玉ねぎはみじん切りにして油で炒め、冷めたらイカと混ぜて塩、こしょうをする。
パン粉の上に1/4量ずつ取り出し、両面にパン粉をめり込ませる。
フライパンに油を1cmくらい入れて両面を焼く。