春のさかな

マダイ
 タイと言えば“魚の王様”。タイ科には日本だけでも10種類以上仲間がおり、それ以外にも「00タイ」と名づけられたものが300種以上あります。ここでは、優美で気品ある姿形と美味しさで、古くから日本人に最も愛され、最も尊んできた魚「マダイ」をご紹介いたします。

タイの頭のうしお汁

《材料》
 ・タイの頭1匹分 ・昆布5センチ ・水5カップ
 ・酒大さじ1 ・しょうゆ ・塩少々 ・よりうど
 ・木の芽

【作り方】
タイの頭一匹分は食べやすい大きさにおろし、塩小さじ1をふってざるにのせ、30分おく。これをたっぷりの湯で1分ゆで、すぐ冷水に取ってうろこなどを丁寧に洗う。
鍋に水、昆布①を入れて強火にかけ、煮立ったら火を弱めて丁寧にあくを取り、ふたをしないで15~20分煮る。昆布を取り出して、酒、塩小さじ1強、しょうゆ2~3滴で調味する。
わんに盛り、よりうどと木の芽をあしらう。



タイめし

《材料》
4人分
・マダイ1尾(350グラム) ・米3カップ ・昆布10センチ
・みりん大さじ2と1/2 ・薄口しょうゆ大さじ1と1/2
・塩小さじ2/3
 ・水3カップ

【作り方】
タイはウロコと内臓を除いて水洗いし、水気をふきとって酒少々をふっておく。
米は洗って水気をきり、水、みりん、薄口しょうゆ、塩を入れ、昆布とタイをのせて炊く。
炊きあがったら充分に蒸らし、タイの頭と骨を除き、細かくほぐして全体に混ぜる。
※ あさつき・ゆずを散らせて香りを添えるとより一層おいしく召し上がれます